 そっとたたずむそのポーズにも 高校を巣立つ男がかもしだす “大人の色気”を感じる |
■辞めずに通いとおして本当に良かった!!
確かに彼の目は輝いていた。円熟味と落ち着きをかもし出し、それでいてギラギラしている。そのうえ、18歳らしい純な清楚さもある。
中学3年生でデビューし、早3年半、リーダーとして、他の3人の年上メンバーをずっと束ねてきた。芸能界で、ここまでの地位を築くためにしてきた努力は、彼を大人にするには十分だったのだ。
「仕事が忙しくて、なかなか学校へ登校できないので、一度進級を諦めたんですよ。親に学費の負担もかけてましたしね。でも辞めずに3年間通いとおして、本当に良かったです」
両親の励ましももちろんのこと、実は学校と、学校の友達や先生が、彼のそんな決意を後押ししていた。
「久しぶりに授業に出るときなど、無視されるんじゃないかって心配でした。でも実際は逆。外で仕事している僕をみんな歓迎してくれたんです。出演したテレビ番組を録画してくれたり。先生は僕の舞台を研修授業にしてくれたりもしたんですよ」
学校では、彼を特別扱いせず、一人の人間、一人の友達として見てくれていた。そのあたたかい対応が嬉しくて、よけいに外ではのびのび仕事に打ち込めたようだ。
「『アーツ』の授業発表会は、3年間に3公演だけ出演できたと思います。毎回毎回、本番に出られるかどうかわからない状態だったので、稽古では僕が本番に出られた場合とそうでなかったときの2つの台本を用意して、練習してくれてたんです」
おまけに練習時間の足りない彼に、友達はすすんでダンスの振り付けなどを教えてくれた。そんな友人たちの熱い想いに応えないわけにはいかない。
「やっぱり急に仕事が入って出られないことが多くありました。悔しかったです。でも次に出演するときはガンバローと思ったし、みんなの分まで仕事の夢はしっかりつかんでやるぞって、固く決意しましたね」 |